深堀隆介 Keng Lye 樹脂の中で永遠に生き続ける生き物たち 【 樹脂アート 】
今回は、深堀隆介さんとKeng Lyeさんの2人の樹脂アーティストをご紹介したいと思います。スポンサードリンク
そもそも樹脂アートとは、、、?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。今回の記事の中で言う樹脂アートとは、容器に透明な樹脂を薄く張り、アクリル絵の具でペイントしていくという作業を何層も重ねて行うことで、まるで生きている魚やタコをそのままタイムストップさせてしまったような光景を作り出していくアートの事を指します。この手法は先程お名前が出てきた、日本のアーティスト深堀隆介さんが編み出したものとなっています。

深堀隆介(ふかほり りゅうすけ)さんプロフィール
1973年、愛知県生まれ。愛知県立芸術大学美術学部デザイン専攻学科卒業。会社を退職後、制作活動を始める。2000年のスランプ時に、7年間粗末に飼っていた金魚に初めて魅了されて以降、金魚の絵を描き始める。2002年からは、器の中に樹脂を流し込み、その上に直接金魚を描くという独自の技法で作品を発表。その後は、金魚を通してジャンルにとらわれない多才な表現を試みている。2003年ターナー・アクリル・アウォード今井祝雄賞。2006年第9回岡本太郎現代芸術大賞展入選。2012年PERSPECTIVE 40under40受賞(香港)。2007年に横浜市にてアトリエ「金魚養画場」を開設。2008年以降は日本はもちろん、ドイツ、イギリス、アメリカ、香港など世界の国々での個展開催、フェアへの参加多数。
↓↓↓深堀隆介さんの作品を載せておきます↓↓↓






水の動きがとてもリアルで、金魚の糞など細かいところまでしっかりと再現されています。
↓↓↓制作動画もみつけました↓↓↓
樹脂アートではないのですが、動画の最後部分の深堀隆介さんの描く巨大な金魚の絵が迫力満点で印象的でした。
また、そんな彼からインスピレーションを受けたのがシンガポールをベースに活動するアーティストKeng Lyeさんです。深堀隆介さんの作品は金魚が水の中を泳いでいる風景を切り取ったものが主です。しかし、Keng Lyeさんはそこからさらに立体的な要素を強め、まだまだ技術的には工夫の余地があるとKeng Lyeさんは語ります。個人的には、深堀隆介さんは金魚の作品が多いのに対して、Keng Lyeさんの作品は金魚はもちろん、タコや亀などの金魚以外の生き物も多くみられるように感じます。
↓↓↓Keng Lyeさんの作品を載せておきます↓↓↓




しかし一方でこんな問題も、、、。
深堀隆介さんのパクリ作品や模倣品が国内外問わず横行しているといった現状から、深堀隆介さんの自身のブログの“金色ノ鮒 (コンジキノフナ)”で彼は、
僕は、自分が生み出した技術がどんどん発展することは大歓迎ですが、プロのアーティストと称するならば、誰かの作品で「いいな」と思っても絶対に真似してはいけません。 完全オリジナルでなければなりません。 アートは、「新しい」ということが大前提にあります。だから、「誰かっぽい」作品は、絶対ダメです。もし、誰かの作品をみて感動し、その画法を自分の作品に使いたかったら、出来上がった作品の題名の前に「誰々へのオマージュ」とか「リスペクト 誰々」とその画法を生み出した作家の名前をあげれば大丈夫です。
という記事も見られました。少し要約してあります。
Keng Lyeさんの樹脂アートはアウトなのかセーフなのか私には判断ができませんが、彼は深堀さんに影響を受けたと明言はしているそうです。
しかしこのような問題は今回の樹脂アートに限った事ではなく、アートやデザインや音楽などの制作に携わる人たちには常について回る問題ですよね。そんなデリケートな部分にも注意を払いながら皆さんそれぞれの制作活動をしていただきたいと思った今日この頃でした。最後は少し重い話題にはなってしまいましたが、今日はこの辺で締めます。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
深堀隆介さん
Facebook: https://www.facebook.com/Riusuke0Fukahori
Blog: http://goldfishing.at.webry.info/
Keng Lyeさん
Facebook: https://www.facebook.com/pages/Keng-Lye/317060285087978?sk=timeline
【ソース】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%A0%80%E9%9A%86%E4%BB%8B
https://kinarino.jp/cat7-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC/1439-%E3%81%93%E3%82%8C%E7%B5%B5%E3%81%AA%E3%81%AE%EF%BC%9F%E6%B7%B1%E5%A0%80%E9%9A%86%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E6%8F%8F%E3%81%8F%E9%87%91%E9%AD%9A%E3%81%AF%E6%84%9F%E5%8B%95%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95%E3%80%82%E3%80%82
http://allabout.co.jp/gm/gc/415992/5/
http://blog.livedoor.jp/otataho/archives/26771344.html
http://subcultoka.jp/1373.html
http://goldfishing.at.webry.info/
スポンサードリンク
スポンサードリンク