ファッションとアート 曖昧な2つの境界について
前回の記事「ファッションとアート 定義付けとその2つの境界の有無について」で、ファッションとアートの定義づけをしたが、実際に世に出回っている様々な作品を見てみると、ファッションとアートのどちらの条件にも当てはまる作品も出てくる。そのことから、ファッションとアートには境界は存在するが、限りなく近いものだと考える、というのが最も管理人の意見に近いものだと考える。要するに、全ての作品が明確に2つに分類できずに、アートよりのファッションや、ファッションよりのアート等とても微妙な部分があり、グレーゾーンが存在するという事だ。スポンサードリンク
例えば、ファッションデザイナーがファッションショーという発表の場でどうみても衣服とは言い難い機能性のないアート作品を制作し発表したとする。それを見た観客は、ファッションとアートの境界が無いという意見の人達もいるのであろう。しかし管理人は、アーティストがファッションを利用して表現の場を設けているのか、又はデザイナーによるファッションショーでのインスタレーションと考える。
しかし、年々様々な形態をとった作品が発表されるにあたり、ファッションの世界もアートの世界も2つの交流が徐々に盛んになりつつある。従って、現代ではアートとファッションの境界が揺らぎつつあり、この2つの境界はこれからも更に曖昧になっていくだろうと考える。
スポンサードリンク
スポンサードリンク